東京から、東北へ

東京から、東北へ

こんばんは、HOUKOです。

私事で大変恐縮ですが、この春に結婚することになり、
制作の拠点を東京から宮城県気仙沼市に移すことにしました。

CASA PROJECTは不用傘がたくさんないと制作できない、ある種すごく都会的な活動です。
東京にいた6年間、不用傘を回収しては分解して作品をつくり、何度も展示販売やワークショップをしてきました。
その中で私一人の力がいかに小さいものか、
そして応援してくれる方々や一緒につくってくれるCASA-memberたちの力がいかに大きいものかを肌で感じてきました。

知名度がまだまだ低いのに東京を離れるのは、時期尚早なのかもしれません。
けれど、私はこの機会にCASAのコンセプトにより近づけるべく、次のステップに進みたいと思っています。

気仙沼は、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の一つです。
復興のために私が何か役に立てるとは思いませんが、
この地で消費に頼らず「つくりながら暮らす」ことを実践し、発信していくことは、
東京で活動する以上に大きな意味を持つのではないか、と考えています。
「サステナブル」とか「持続可能」とか、難しいことを言うのではなく、
あたりまえのこととして「つくること」が身近にあったらいいなと思います。

とはいえ、実際に生活しながらどのような形で発信するのがよいのか模索していくので、
今年は東京と気仙沼、はたまた関西や九州も?行ったり来たりしながら、活動を続けていこうと思っています。

ちょっと遠くなってしまう方、また逆にぐっと近くなる方も、
これまで通り、いえこれまで以上に積極的に活動していきたいと思いますので、
何か楽しい企画などの際には変わらずお声がけいただけると嬉しいです!

この春でCASA PROJECTを始めて9年目に突入します。
そりゃ30歳にもなりますよね。笑
ここまで続けてこられたのは、応援してくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。

これからも変わらず楽しく制作を続けていきますので、
今後ともCASA PROJECTとHOUKOを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2015年3月9日

CASA PROJECT
井上萌子(HOUKO)