大切な生地

大切な生地

Hinaが南気仙沼小学校新1年生になる時に買った折りたたみ傘の骨が折れてしまった。
この傘は、震災時ランドセルに入れて一緒に逃げたHinaにとって大切な宝物。
帰る家が無くなり、ランドセルと中に入っていた傘が本人にとってかけがえのない物になった。
新しい傘を買うことより、宝物が捨てられるのかと心配そうな表情を見た時
Houkoさんにリメイクのお願いしてみようかと話したら、表情が明るくなった。
8月初旬に気仙沼市唐桑町の半造で開催されたイベントに併せワークショップを開いて
くださったHoukoさんに直接渡したHinaは、会えた嬉しさと傘が生まれ変わる期待
でハニカミっぱなし。
それから数日して 「傘からCASA」となって生まれ変わり、Hinaのもとに届いた。
真ん中に宝物の生地(黄色)が使われていて、手にした本人はずっとニコニコ♪
東日本大震災で被災した南気仙沼小学校は閉校となり解体されましたが
共に通学した傘と新たな暮らしが始まりました。
Houkoさん、感謝感謝です☆
No.70 Hinaパパ